コロナウィルス関連の経営破綻(負債1,000万円以上)が全国で累計4,393件との発表が信用調査機関からありました。

10月の破綻件数は226件と2カ月連続で200件超えとなり、これまでの月間最多件数を更新したようです。

既に2021年の破綻件数を2022年10月で超えており、年末にかけて更に増大しそうです。

今年の破綻動向

◎業種別では来店客の減少、休業要請などで打撃を受けた飲食業が最多で689件。

◎負債額別では、1億円未満が2,444件(同56.3%)と半数以上を占める一方、100億円以上の大型破たんも12件発生しており、

小・零細企業から大企業まで経営破綻が広がっています。

◎形態別では、倒産の約9割を消滅型の破産が占め、再建型の会社更生法と民事再生法の合計は1割未満。

業績不振が続いていたところにコロナウィルスのダメージで脱落するケースが大半。

◎従業員数別では、5人未満が2,386件(構成比56.7%)と、半数以上を占めています。

5人以上10人未満が821件(同19.5%)、10人以上20人未満が533件(同12.6%)と続き、従業員数が少ない小規模事業者に破綻が集中しています。

運送業界の破綻も依然として増えており、厳しい経営を引き続き続けていかなければなりません。

当社社員の雇用を守るため、これまで同様に可能な限りの売上増加と費用削減を進めて参ります。

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