子供の発想力は凄いと感じた話です。何か欲しいものがあったとき、親にお小遣いを欲しがる事、子供にありますよね。ただお小遣いが欲しいと言ったところで、親は何に使うのか、お小遣いはあげたばかりだ等の反応が一般的なイメージです。そんなことは子供も経験し想定しているようで、工夫した質問をされました。洗車機を1回利用するといくらかかるのかという質問がありました。千円かかるよと言うと、じゃあ水道代や洗剤代を300円として自分が洗車をするから、残りの700円をお小遣いとして欲しいと提案されました。驚かされました。お小遣いが欲しいという提案をするときに、どのような交渉をすれば通りやすいのかをよく考えたものだと嬉しくなりました。その一方で私を含めて社会人でも正しい提案が出来ている人、少ないと感じます。例えば、私はこんな風に上司に提案したのに全然やってくれない、私はこの件について改善策を提案したのに会社はやってくれない等、提案や改善策だけを一方的に会社側へ提案する場面、容易に想像できますよね。協力会社様でも、車両を増やしたらもっと仕事ができる・倉庫を作ったらもっと仕事ができる・設備を新しくしたら働きやすくなる等の声が社員から言われると聞きました。その経営者様が言うには、そんなことは分かり切っているが原資はどうするのかまで考えられる社員に中々出会えないとの事を仰っていました。私はそこまで考えられれば経営幹部ですよと話したことがあります。提案や反対意見の発言は誰でも出来て簡単です。課題について経営層は分かっていますが、しかしその提案を進めることを想定した場合、その費用は誰が出すのか、その手間は誰が負担するのか、提案をした人がやってくれるのかと言うと発言者は途端に口を閉じ、費用は会社で何とか対応してくださいと言われるケースしか想像できません。かかる費用や増える手間の根回しや段取り、提案するときには原資も併せて出来る人にならないと聞いてもらえません。原資が想定されていない提案は戯言だと言われても仕方ないと私は考えています。これは仕事に大きく関係していると感じます。新しい仕事が欲しいときに営業する場合は、相手がメリットがなければ成立しません。営業ではメリットのある提案が不可欠です。今回の話題のように、文章で読み返すと自分の課題が明確になります。私自身も含めますが、提案や否定をする前に、まず自分の課題に気付くことの方が先かもしれません。

福島県の運送会社

有限会社鈴木運送店の毎日更新ブログでした。

引き続き宜しくお願い致します。

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