社会人の皆さんなら御存知の通り、18日ニューヨーク原油市場で、原油の先物価格が、1バレル=87ドル台前半まで上昇し、およそ7年3か月ぶりの高値となりました。

原油の高騰が続けば、国内のガソリン価格の一段の値上がりに繋がることになります。

軽油価格もどこまで価格が上がってしまうのか、全く見通せません。

7年以上前ですが、原油高に苦労された経験をお持ちの方、運送会社に勤務されていた方ならば、誰しも記憶にあるはずの厳しい時期以上になっているのが、今です。

価格高騰の背景には、世界的な景気の回復で原油の堅調な需要が続くという見方が広がっていることに加え、UAEの国営石油会社の施設で17日に爆発が起き、原油の供給に影響が及ぶことへの警戒感が出たことがあります。

WTIの先物価格は去年10月に1バレル=85ドル台前半まで上昇し、その後は、変異ウイルスのオミクロン株の感染拡大への懸念などから、62ドル台まで下落していました。

しかし再び価格が上昇し、こうした傾向が続けば、国内のガソリン価格などの一段の値上がりにつながるほか、インフレが大きな課題になっている世界経済の回復にも重荷になるおそれがあることは、容易に理解できます。

様々な会社に悪影響が及ぼされ、貨物が減ることで運送会社の仕事が減っていくことが、既に年明けから起こっております。

運送会社にはかなり厳しい状況で、改善されるまで持ちこたえられない会社が続出する可能性があります。

企業努力で対応できるレベルではなく、社員の待遇に変化が起こる事例も聞こえております。

私自身、今後の当社の方向性を間違えること無く、自らの信念で進めて参ります。

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