令和2年のトラック運送事業に携わる従業員給与の1カ月平均額を全ト協が発表しました。

運送事業1人1カ月の平均賃金は、特積みが31万4800円(対前年比6.6%減)・一般が31万7600円(同2.1%減)。

さらにトラック運送事業全体(運転者、事務員、荷扱手、整備・技能員)では、全職種平均賃金が31万6600円(同4.4%減)と発表されております。

他業種の方はこの給与水準をどのように感じられるでしょうか。

決して高くはないと思います。

更に2024年の法改正が迫っており、労働時間短縮に取り組まなければなりません。

そのような環境の中でどのように社員の給与・待遇を維持できるのか、これまで以上に考えていかなければなりません。

長距離輸送のみならず、中距離の運行頻度も労働時間超過している場合は回数を減らし、地場の運行も乗務してもらうことが容易に考えられますし、大手運送会社等は既に取り組んでおります。

全ての運送会社が法に従わなければならないので、他社へ転職しても条件は変わりません。

2024年以降、運送会社社員の働き方が大きく変わっていきます。

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