会社が社員に支払う給与の全額を額面といい、年収を指しています。

一方手取りは、実際に社員が受け取る給与を指しています。

額面と手取りの金額に差が生じるのは、税金と社会保険料が原因です。

会社は社員の代わりに税金や社会保険料を国や市区町村に納めています。

額面と手取りに差が生じるのは、会社が額面給与から税金と社会保険料を差し引いた後の金額を社員に支払っているからです。

会社員の給与から差し引かれる税金は所得税、復興特別所得税、住民税です。

更に給与から差し引かれる社会保険料は健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料、雇用保険料です。

社会保険料の1つである雇用保険料が、2022年10月より改定されます。

従来は、社員負担の雇用保険料は年収(額面)×0.3%でしたが2022年10月以降は、保険料が年収(額面)×0.5%に変更になります。

様々な控除の知識がある方だけが得をするのが税金の世界です。

自分の給与明細や源泉徴収票を見て、税金や社会保険料を把握することが有用です。

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