物価高倒産とは原油などの燃料、原材料などの仕入れ価格上昇や、取引先からの値下げ圧力などで価格転嫁できない値上げ難などによる倒産の事を呼んでいます。
2022年度上半期の物価高倒産は159件となり、調査開始の2018年以降で最多だった前年同期(75件)から倍以上に増加し、業種詳細別で最も多かったのが「運輸業」(37件)。
中小零細企業の多くは、コロナ禍で経営体力を消耗している状態が依然続いているとの事です。
ゼロゼロ融資などコロナ関連融資の返済局面で、足元の燃料、原材料、電気代、物流コストの高止まりによる収益悪化が企業に悪い影響を及ぼしております。
資金需要が例年高まり、企業倒産が相次ぐ年末にかけて、物価高倒産はさらに増加していく可能性があります。
これまでに経験がない物価高と不況長期化は想定以上に厳しい状況ですが、当社が出来る限りの対策、準備を進め、社員の雇用を守って参ります。
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