トラック協会が、運送業界の景況感(7月~9月期)を発表しました。

補助金や交付金の影響で損益状況が改善し、マイナス36.6と前回より15.5ポイント改善したとの発表です。

業界の景況感は、好転とした事業者は17.7%(前回13.5%)、悪化とした事業者は46.0%(前回53.5%)で、判断指標はマイナス36.6と前回(マイナス52.1)より15.5ポイント改善。

運転者の採用動向はマイナス10.1(前回マイナス12.5)と2.4ポイント上昇し、運転者の雇用動向(労働力の不足感)は46.8(前回76.1)と29.3ポイント低下し、運転者労働力の不足感は低下してます。

経常損益は燃料価格の高止まりによるコスト増加に対する助成金等が奏功し、マイナス42.4(前回マイナス58.3)と15.9ポイント改善されたようです。

この数字を見ると、景況感が上がるとともに、これまで採用が難しかった企業も徐々に運転手の確保が出来るようになってきた事の表れだと感じます。

売り手市場から若干買い手市場寄りになってきた事で、より良い職場を求めて退職される方々には動きにくい時期が到来してきました。

転職希望者は早めの決断をしないと、それぞれの価値観で求める職場は埋まってしまいます。

焦った決断をし転職先選びを誤ってしまい、再び退職するという事になることは避けるように熟慮する必要があります。

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