新型コロナウイルス感染拡大第一波の際に影響を受けた中小企業者に対して、民間金融機関を通じた無利子無担保融資(ゼロゼロ融資)が行われました。

2023年7月から2024年4月に返済開始となるケースが集中しているようです。

コロナ禍から完全に立ち直っていない中小企業や、足元で原油高・物価高騰の影響を受けている中小企業には、ゼロゼロ融資の返済が困難な企業も多く存在します。

この度のコロナ借換保証は、返済が間近に迫ったゼロゼロ融資について、期間のより長い保証の借入に借り換えることで、返済が困難な企業の資金繰りを円滑化するものです。

借換なのでリスケと異なり、借り換えた場合も最長5年間の元本据置が認められることから、実質的に条件変更としての側面もある施策だと思います。

保証限度額は、ゼロゼロ融資上限額である6,000万円を上回る1億円に設定されており、新たな資金調達も可能です。

融資要件は複数ありますが、該当する企業には救いの支援策になります。

0