2020年5月から開始したゼロゼロ融資の返済が、間もなく本格化します。

ゼロゼロ融資とは金融機関様が企業に無担保で貸し出し、都道府県が初めの3年間の利子を補給する制度です。

福島県内企業の返済開始が始まりますが、既に資金繰りが行き詰まり、借入金を返済できなくなった企業が出てきたと報道がありました。

福島県信用保証協会様が返済を肩代わりする代位弁済は、昨年11月末までに計99件、計約13億円に上ります。

福島県は10日、返済期間の長い融資への借り換えを促すため、県制度資金の融資要件を緩和しております。

中小企業向け制度資金の伴走支援型特別資金の要件を緩和し、前年比売上の減少が15%以上から5%以上に変更、利益率の減少要件も追加し、

制度資金を活用しやすい環境を整えてくれています。

福島県内の運送会社を含む昨年1年間で負債総額1千万円以上の法的整理による倒産は67件(前年比17件増)となっており、

金融機関様は借入金の返済本格化で状況がさらに悪化する恐れがあると懸念しておりました。

会社を守るため、社員の雇用を守るためにも、どのような流れにも対応できるような準備を進めておかなければなりません。

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